hoshikawa button!
俺 「久々に今日は定時で帰れる、、、!」
基本的に残業で帰宅が10時な俺だが、今日は定時で上がれたし、家には20時前に着きそうだ!
俺 「絶対星川驚くぞー!」
---玄関前---
俺 「、、、ふぅ、よし!」
俺 「ただいまー!、、、あれ?」
いつも星川が玄関まで迎えに来てくれるのに今日は来てくれなかった。
俺 「寝てるのかな?」
そう思いながらもリビングのドアを開けた。
俺 「ただいまー!」
星川 「星虐たすかるじゃねぇんだよ!!」
配信中だった。
---コメント欄---
性欲やばいやつ@星くず☆ 「ただいま!?」
からあげうめぇ 「なんか男の人の声聞こえなかった??」
星☆川☆L☆O☆V☆E 「Youtubeの広告聞こえてるぞー!」
星川 「、、、え?なになに男の人の声が聞こえた?、、、あっ」
星川 (マイクミュート)(こっちを振り向く)
星川 「おかえりー今日早かったね!(チュッ)」
俺 「ただいまー、配信してたの気づかなくてごめんね;; 先お風呂入っちゃうね。」
星川 「りょうけーした」
俺 「、、、今日の夕食なにー?」
星川 「パン」
しってた、、、
俺 「じゃあシチュー作るね」
星川 「ほんとにー!たのしみにしてるー!」
いつものことである。
星川はパンが好きだから毎日朝晩はパンだ。でも美味しそうにパンを食べてる星川をみると、今日もパンで良かったと思う。
星川 (マイクミュート解除)
星川 「ごめーん、倒されてから観戦画面見てるのつまんないから動画みようとしちゃった 笑笑笑」
星川 「今日APEXの調子悪いからまた明日配信するねー!バイバーイ!」
お風呂上がり、髪を乾かしてリビングに静かに戻った。
星川 「きょうはやかったねーどうしたの?クビ?ちがう?ちがうよねぇ?ふん」
俺 「ちがうよ笑、星川に早く会いたかったから頑張って仕事早く切り上げてきたの!」
星川 「ほんとにぃ~?、、、おつかれさま(チュッ)」
あぁ、、、なんて幸せなんだ。
シチュー作って早くご飯にしよう。
俺 「できたよーってあれ?」
シチューが完成するまで気づかなかった、、、。
俺 「パンないじゃん!」
星川 「あ、ごめんパン食べながら配信したんだった」
仕方ない、シチューが冷めちゃうけどパンを星川と買いに行くことにした。
42階建てタワーマンションの最上階から最寄りスーパーまでは、5分だ。
星川 「聞いて聞いて!今日ね、配信しながらAPEXやってたんだけどゴールド3になったの!」
俺 「すごいじゃん、成長した?」
星川 「いや星川ゲームうまいからさ、余裕だわ」
俺 「そっか笑」
スーパーで6枚切の食パンと、菓子パンをいくつか買っていた。
星川 「星川チョコたべたいんだけど」
俺 「じゃあレジ並んでるから、早く選んできてね」
星川 「りょーけーした」
支払いはカードでスマートに。
と思ったが、財布を忘れてしまったので持ってたスマホのバーコード決済にした。
俺 「PayPayで」
星川 「(爆笑)」
俺 「なんだよ」
星川 「いや笑、昨日恋愛相談の配信したんだけど、支払いでPayPayってダサいって話があって笑」
悪かったな!
でも俺は、星川がいつも以上の笑顔だったから得した気分だった。
俺 「もう財布忘れないようにするね」
---夕食後----
俺 「まだ22時前だけど配信するの?」
星川 「しなーい、明日休みなんだし一緒に映画みたいなー、いいでしょ?ふん」
といって、ソファーに座ってた俺に座ってきた。
今が幸せで断ることなんてできなかった、、、今日木曜日だけどね?なんて、俺が言いたくなかった。
星川 「ふんふん♪」
あぁ、このまま時が止まってしまえばいいのに、、、
星川 「あーこのあとどうなったんだろー、気になりすぎる、、、途中で出てきたあの料理が」
星川 「今度あれ作ってよ!途中で出てきたあの料理!」
俺 「えー、星川の手料理が食べたいなぁー^^」
星川 「あー、じゃあ包丁つかっていいんだね、ふん」
俺 「あーうそうそ!、、、似た料理を探してみるよ」
星川には包丁はもたせられない、危険すぎる。
万が一を考えて星川に料理はさせていない。そもそもできるのか?
俺 「もう一時だし今日は寝ようよ、今日金曜日だから仕事だよ俺」
星川 「うそ!ごめん曜日感覚ないの忘れてた!」
毎日のことである。
星川 「今日は一緒に寝てあげるからゆるして!ふん」
毎日のことである。
だが、、、それがいい。
ひとつふたりでベッドに横になり、星川をそっと後ろから抱きしめた。
2020/5/29(fly) am7:10. ps.今日は寝てないが9時出勤だ。